HEART & MERRY WEB SITE BLOG

最近のハート

ここのところ、ハートは、私が帰らないと泣いて電話をしてくる。
時間的には、彼が寝る21時から21時半の間。この時間帯に私が家にいないと、かならず彼は私の携帯に電話をかけてきて、私が家にいないことに猛烈に抗議をする。
電話に出ると「おどぉざぁあ〜ん」という第一声が、もう既に涙声で、あとは、「なんでお父さんはおうちにいないの。早く帰ってきて、早く帰ってきて」と悲しそうな声で訴える。
寝る時に、私が側にいないのが悲しいのだそうだ。
外でその電話にでると、彼の抗議に対してもうすぐ帰るよと言いながらなだめなければならないので、大変困った状況に追い込まれるのだが、そんな事はどうでもよいくらい、愛おしさが爆発する。
先日は、私が会社に行くというだけで涙目になっていた。ほんとうに、可愛くてたまらない息子である。

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きつね丼

先週の日曜日、服を買いに出たついでに某デパートで行われていた京都物産展に立ち寄った。
私は関西の生まれなので、関西という風土自体がもともと好きなのだが、特に京都は、東京に出てくる直前を過ごした、ことのほか思い入れの深い土地なので、どこかで京都物産展などが行われているとついつい顔を出したくなるという悲しい性があるのだ。
湯葉や団子、生八橋など、もう、あとで反省するくらい物産展で食べ物を買ったあと、そこに出ているご飯屋さんに入った。京都のおかるというお店の出店だった。
メニューに「きつね丼」があった。
知ってる？ご飯の上に刻んだ油揚げに味をしみ込ませたものがネギと一緒に乗っている丼。まあ、きつねうどんのご飯版みたいなものだ。
うちにいる東京出身の社員に訊いてみたら、そのような丼は見た事も聞いた事もないと言っていたので、おそらく関西独特の食べ物なのだろうと思う。私も、東京で、きつね丼というメニューを目にした事はない。ちなみに、それを訊いたうちの社員は、そのような丼が美味いとは思えない、という関西の食文化を踏みにじるようなコメントをした（笑）。
話を戻すが、物産展で入ったお店で、そのメニューを見た瞬間、私は強烈な郷愁にかられてキツネ丼を注文した。
私の記憶のかなり奥の方、ほとんど記憶の原点くらいの所にあったきつね丼の想い出が甦ったのだ。それは、母との想い出だ。
母と二人だけだったから、おそらく幼稚園くらいの事だろうと思う。私は母と二人できつね丼を食べたことがある。
今でもそうだが、うちの母は、交通機関にめっぽう弱く、一人で遠出のできない人だ。なので、母と二人だけでどこかに行ったという記憶はほとんどないのだが、ものすごく昔に、どこかに二人で行った帰り、最寄りの駅でバスを待っていたことがあった。ところが、田舎ゆえ、バスが出るまでに時間があったので、駅前の食堂に入ったのだ。そして、そこで、初めてきつね丼を食べた。
母と食べた初めてのきつね丼は、ものすごくしょっぱかった。私が食べ残したキツネ丼を食べて、母も塩辛くて「こんなん、食べられへんなぁ」と笑いながら私に言った記憶が、今でも鮮明に甦る。
関西でもけっしてメジャーな丼でもなかったせいもあり、私は、その時以来、きつね丼を食べていなかった。あの時、物産展できつね丼というメニューに出会わなければ、私は一生、きつね丼を食べなかったかもしれない。
京都物産展で出会ったメニューで、幼かった自分と母の事を思い出し、そして、私はハートの事を思った。彼が大きくなった時、私や奥さんとの思いでの原点になるのは、どのような事なのだろう、と。

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息子の英会話

先週くらいから、ハートの新しい英会話スクール選びをしている。
以前触れたことがあるが、一歳半から始めたグループレッスンの英会話スクールでは、うちの子供が飽き始めているようなのだ。他に週一で4時間のプリスクールに通っているし、自宅で教材もやっているので、同じスクールで同じグループレッスンだけを受けている子供よりは、英会話に関しては上達が早いのは、当り前ではある。
今通っているスクールは、英語の導入期としては良い選択であったのだが、導入期を過ぎたハートには、物足りなくなっているようで、そろそろプライベートレッスンに切り替えた方が良いだろうという判断をした。
2年ほど前に、6校の英会話スクールを回り、すべての体験学習をしてスクールを決定したように、今回も5校でマンツーマンの体験学習を受けて、その中から1校にしぼろうと思っている。来週中には、どのスクールにするかを決定するのだが、今まで体験学習を受けたスクールの外国人講師のすべてが、ハートの英会話の能力の高さに驚いていた。外国で暮らしていたのか？という質問をするくらい。
戦略的に物事を進める（あるいは構築する）というのは、広告屋として私のもっとも得意とするところである。ハートの英会話については、ある意味、これと似たプランニングをしてきた。成果は、親の欲目だけでなく確実に現れている。
さて、このような事を自慢たらたらやると、余程の親馬鹿か教育パパだと思われるのだろうが、まあ、半分は当たっている。私は、間違いなく親馬鹿である。が、教育パパと言われる事には抵抗がある。本人が行きたければ別だが、私は、息子に有名小学校とか中学校とかに行って欲しいとは思ってはいない。ただ、日本人としては突出した英語能力だけを身に付けて欲しいと願っているだけだ。何故か？
ぶっちゃけて言えば、息子は私が歳をとってから出来た子供だからだ。
息子の友達の父親は、みな私よりも相当若い。私は、彼らよりも早く死ぬ確立は高いのだ。もちろん、そう早くに死ぬつもりなど毛頭ないが、しかし、何時私がいなくなったとしても、自分の力だけで生きていくための術を息子には、身に付けさせたいと思っている。
幼児期から出来る何かがあるとすれば、それは、日本語以外の言語の能力をつけさせる事だ。一般の日本人の英語能力がここ20年くらいで飛躍的に向上するとは、私には思えない。息子が大きくなった時代であっても、日本人離れした英語能力があれば、少なくとも生活するには困らないだろうし、仕事の幅も広がるはずだ。
親馬鹿と言われようが、何と言われようが、私のした選択は絶対に正しい。

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遅ればせながら、新年のご挨拶を。

あけまして、おめでとうございます。
年末から年始までのことをつらつらと思い出しながら記述してまいりましょう。あ、最初にいっておきますが、今日の日記は、長いです。たぶん。

まずは、クリスマスです。一年の行事の中でも非常に重きを占める日であります。わが家では、当然ハートのためにある日です。
ハート君は、クリスマスの前にサンタさんに手紙を書いておりました。相変わらず機関車トーマスフリークの我が息子は、今年は、トーマスに出てくるエミリーという機関車がいるのですが、このエミリーの木製のおもちゃを欲しがっておりまして、それをサンタさんにお願いするために、お母さんに手伝ってもらって手紙を書いたのでした。
「サンタさんへ。ハートはエミリーがほしいです。エミリーはみどりいろですよ。」
というのが文面なのですが、サンタさんがエミリーが解らないといけないので、エミリーは緑色の車体の機関車である、という事を説明しているのですな。まあ、なんとかしこい我が息子（笑）。押さえるところは、押さえております。
で、サンタさんは良い子にしかプレゼントをくれないのだと言い聞かせておりますので、言うことを聞かない時は、空に向かって「サンタさ〜ん」と呼ぶと、途端に言うことを聞くという条件反射を見せ、微笑ませてくれました。
さて、このシーズンは、様々な所でサンタクロースを見かけます。これは、ちと困ったことでしてね、ハートは、サンタさんに手紙が届いたかどうかを訊ねたいというのですな（笑）。まあ、そりゃそうだわな。で、サンタさんを見かけると、聞きに行きたいというのです。
これは困ったことになりました。皆さんのお家ではどうしてるのでしょう。ほんと、聞いてみたい。
うちでは、サンタクロースは世の中に一人しか存在せず、あの人達はサンタさんの真似をしている人である、という説明をしているのですが、3歳という年齢の子供にそれを理解させるというのは無理があります。なので、うちでは極力サンタクロースを見せない、という手段に出ました（笑）。

とはいえ、外せないものもあり、例えば英会話スクールのクリスマスパーティがありました。そこで、サンタクロースに扮した先生がプレゼントを渡すというのがあったのですが、あきらかにいつも教えてもらっている外国人の扮装である事が見え見えでしたので、まあ、これは大丈夫だろうと思っておりましたが、それでも、ハートはお手紙届いた？と聞いておりました（笑）。外国人の先生は、なんのことやら、困った顔をしておりました。
さらにその後に控えていた別の英会話スクールのクリスマスパーティでは、完全にサンタ役を見知らぬ人間にまかせるという情報が入りましたので、それは、さすがにヤバイだろうと。ハートは、本物だと思ってしまうだろうという事になり、急きょキャンセルをいたしました。
そんなこんなで迎えた25日、ハート君が目覚めると枕元にサンタクロースからのプレゼントが置かれてありました。
中には、ハートのお願いしたエミリーと、もう一つ、スペンサーという機関車も入っていました。そして、サンタさんからのお手紙も。
手紙の内容は内緒ですが、ハートが良い子だったので、サンタさんはエミリーだけではなくスペンサーもプレゼントしてくれたようです。ハートは、何度もサンタさんからのお手紙を読んでおりました。来年も彼は、サンタさん宛にお手紙を書くのでしょう。
ちなみに、昨年は奥さんからi Podを貰った私ですが、今年は、ヴィトンのシガーケースとシガーカッターを貰いました。

写真のものがそうですが、大変気に入っております。特にシガーカッターは、御洒落。
写真のシガーケースの中に入っている葉巻は、某作家が激賛していたRamon Allones Specially Selected Cabinet Selectionという葉巻。ヨーロッパのシガーショップなどでも、なかなか販売している所がなく（Ramon Allones Specially Selectedは以前からある葉巻なのでありますが、それのCabinet Selectionは出たばかりの葉巻なので極端に入手しづらい）、手に入れるのに一苦労した葉巻なのですが、確かに美味で、しばらくロブストはこれだけでいいやと思わせる味わい。

クリスマスも終わりますと、いよいよ年末です。会社は28日で仕事納めとし、29日の夜から実家に帰省をいたしました。
帰省をしますと、田舎のことゆえやらねばならないことが一杯です。その辺りは昨年の日記にも書きましたので割愛をいたしますが、毎年だいたい同じような事をしております。
30日に餅つきをいたしまして、昨年同様ハートにも少し杵を持って手伝ってもらいました。その後は、お持ちを小さくして丸めてお鏡にします。これも、ハートが手伝ってくれました。

30日から雪が降り出しまして、翌日の大晦日もふったりやんだりの天気でした。ハートは、始めての雪だるまをお父さんと一緒につくりました。雪がそれほど積もっていないので、小さめの雪だるまです。

東京には2日に戻る予定をしていたのですが、天気予報を見ますと、2日は東京でも雪が降るような事をいっておりまして、新幹線が遅れたりすると嫌だなと思いましたので、少し早かったのですが元旦の午後に東京に戻ることにしました。おじいちゃんの家が大好きなハートには物足りないお正月だったかもしれません。

戻ってきて翌日の2日は、府中の大国魂神社に恒例の初詣に参りました。わが家は必ずお祓いをしてもらうことにしておりまして、今年も家内安全と商売繁盛をご祈祷してもらいました。

3日は、のんびりと過ごし、仕事始めは4日からでした。
いつものように忙しい日常がいつも通りに始まりました。
まあ、とにかく、今年も、幸せな一年が過ごせますように。

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