昨日、おくさんの実家より帰京。
一年に一度、必ず食べに行く寿司屋があるのだが、ここ数年、行くたびに味が落ちている事を感じる。最初に行った時は、とにかく新鮮で美味しい寿司に大層感動し、それから必ず一年に一度は通うようにしていた。
地元ではもともと名の通った店だったのだが、数年前からテレビでも紹介されるような有名店になり、近隣の都市に支店を出した頃から味が落ち始めた。メディアに紹介され客足が伸びた途端に味が落ちるという典型的なパターンに、悲しい思いをしている。
もう一軒、これも年に一度は訪れる居酒屋がある。
最高の魚を格安の料金で出してくれる。通い始めた頃は小さなお店だったのだが、数年ごとに大きな店に移らなければならない程の大繁盛店になった。
こちらは変わることなく、行くたびに美味しい魚を、信じられない金額で出してくれる。今年も、顔を出した。相変わらずの内容に、改めて感動する。帰る時に、「また来年ね」、と親父さんが声をかけてくれる。嬉しいものだ。
人生の後半戦に入ったと実感した頃から、食へのこだわりが出てきた。
私が食事をできる回数は、あと何回だろうかと考えると、残された食事は、できるだけ満足のいく食事をしたいと願うようになる。ダイエットなどという食事制限をしていれば、尚更のことで、もう、一食たりとも外れがゆるされないような状況である(笑)
満足のいく食、というのを考えると結構、奥深い考えにいきあたるのだが、めんどくさいので、今日は語らない(笑)。とにかく、美味しくて、満足の行く食事を摂る、これが最近の私のテーマ。
閑話休題。
海に行った時に、海の家の親父さんに、「日本人?」と訊かれた。まあ、もう慣れているのだが、私はしょっちゅう外国人に間違われる。特に、サングラスで目が隠れている時は、かなりの高確率だ。
更に、夜中、赤坂辺りでお酒を飲んで、タクシーで帰宅する時などは100%に近い確率で運転手さんに間違われる。
以前、赤坂から自宅まで小一時間くらいタクシーに乗って、まあ、道中暇だから色んな話を運転手さんとしていたのだが、降りる時に「それにしても、日本語が上手いね」と言われたことがある。
今まで、何人と話してると思っていたのか、更に小一時間くらい問いただしそうになった。