昨日のポケモンに続き、今日も映画。
私はハリーポッター5が見たく、ハートはパイレーツ3が観たいというので、ハートがスイミングに行っている午前中に私が一人でハリーポッターを観、午後からハートとパイレーツを観るという強行スケジュールになった(笑)
朝、ハートを見送り一人で映画館に。
で、「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」
よく出来てます。ものすごく面白いです。
気になったところは数ヶ所ありましたが、映画全体としては、非常に出来がよいと感じました。
前作までとは雰囲気の違う出だしの部分から、ぐんぐん引き込まれました。
ハリーポッターは、あれだけ世界的に原作が売れているわけですから、もう完全に、原作と映画が連動しているというか、映画を見る人のほとんどが原作を読んでいるか、なんらかの情報があるという事を前提として作ることが許された稀な映画であると思います。
今回も、次回へのネタふり的な心理描写がありましたが、すでに出版をしている次回作を観客が知っている事を前提に、意識的にしている演出なのだと思います。
逆に、原作の作家も映画から、意識的にせよ・無意識的にせよ、なんらかの影響を受けざるを得ない部分があるでしょうし、また、原作の第1巻が出て、比較的早く映画化された事で、読み手も多かれ少なかれ、映画のキャラクターをイメージしながら小説を読むという事にもなっているのだと思います。
そして、おそらくこの事が原作と映画とのイメージの乖離を防いでいるのでしょう。
作り手として、これは、ある意味幸運なことだと思います。(まあ、ある意味では不幸なことでもあるのですが、今回はそれには触れません。なぜなら、作り手側が幸運である事の方を意識して作っているよう思えるからです)
今回の映画も、原作を損なわずに、そのエッセンスを実にうまくまとめていました。
原作を読んでいればいるほど、よく解る内容で、それは、実に見事にまとめていたと思います。
原作が出る→約一年後に各言語の翻訳番が出る→約1年後に映画が完成
というサイクルなのでしょうから、この夏にでる最終巻が映画になるのは、2年後くらいでしょうか。
このまま、原作のストーリーさえ面白ければ、映画としての完成でも自然と高くなるのだろうと、最後まで期待のもてるできでした。
些細な部分ですが、私の気になった所は、
1.チョウとの結末を感じさせるシーンは、短いシーンでもいいので欲しかった
2.シリウスの最後は、もう少しドラマチックにしてほしかった。ちょっとあっさりしすぎ。
あと、暖炉通信。
前作のほうが好きだ。今回は、シリウスの顔が認識できるようにした分、前作の暖炉の雰囲気がなくなってしまった。
顔がわからなくても、前作のほうが個人的には好きだな。
上記、気になったといえ、ほんと些細なものです。
本当に良くできていて、お勧めです。
90点。
午後、ハートと合流してパイレーツ3。
さすがに3時間近い映画なので、ハートは少し退屈そう。
また、内容も6歳児には解らない内容で、全体のストーリーよりもシーンごとを楽しんでいるよう。
あれだったら、ハリーポッターの方が子供でも面白いのにと思ったのだが、前回のハリーの後半のダークな雰囲気がハート的には怖かったらしく、どうしても嫌だったらしい。
パイレーツ3のレビューは、Disney Days で。