朝からココパームガーデンビーチへ。
2年前に来た時は、このプライベートビーチはオープンしたばかりで、感動するほど美しかった。
何気なく腰を下ろした砂浜には、奇麗な貝殻を背負ったやどかりが、そこかしこにい、水は驚くほど透明で、浅瀬で奇麗な色の魚をたくさん見れた。
その時に、現地のスタッフが言った言葉を強烈に覚えている。
この砂浜のやどかりは、ホテルロードのあるタモン湾では生きていけない。それほど、この砂浜は汚されていない奇麗な砂浜なのだと。
この砂浜の美しさを守るために、このビーチではモータを使ったアクティビティは、一切提供していないのだと。
・・・、天候のせいかもしれない。
朝から曇り空で、海も波が立っていた。なので、天候のせいなのかもしれないが、2年前にいた小さくて奇麗なやどかりを、私は結局目にする事ができなかった。
もし、観光客を向かい入れた2年の歳月が、この砂浜を変えたのだとしたら、美しさを求める人間の欲望は、どんなに自然に気をつかった運営をしても、自然を破壊することに繋がるのだ。
このビーチに来る事を楽しみにしていた私には、その自分の欲望や行動自体を含め、やどかりのいないビーチに感じるものが大きかった。
午前中まで持っていた空は、午後には崩れ、大雨となった。