ピアノの連弾コンサートの日。
長きにわたり、練習をしてきたハートとの連弾。今日の発表会で、失敗したら、元も子もない。
とはいえ、父はこのところ尋常じゃないほど忙しく、ハートと合わせての練習はリハーサルを行った先週の土曜日以来できてなかったのだ。
今朝、発表会に行く前に、ハートと最後の練習をしたのだが、練習のしすぎで、遅刻しそうになりながら会場に入ることになった(笑)。
控室に入ると、ハートがいつになく緊張している。「お父さん、ドキドキしてきたよ」と少しこわばった笑顔で私にそういった。
意外な息子の一面を見る。
私は、あまり人前でも緊張しないタイプ。
発表会の最初の演目が、我ら親子である。ハートの頭を両手で包み、「お父さんがパワーをあげるから大丈夫だよ」と額をくっつける。
うん、なんとなくパワー注入した感じで、ハートの緊張も少しほぐれたみたい(笑)
で、ハート以上に緊張してるのがピアノ教室の先生達、5人くらいの先生が、みなさんそれぞれ緊張されている。特にMCをされる先生は、かなりのもの。
演奏の前に短いインタビューがあるのだが、その事前の打ち合わせで「何を話しましょうか?」と聞かれる。
「まあ、適当で」と答えたのだが、本番の時に、「はじめての連弾コンサートですが、どうですか?」とあまりに適当すぎる質問だったので、「どうですか、と聞かれたら、どうということもないのですが」と切り出し、そこから一人で、しばらく会場を盛り上げた。
私、人前で話しをするのは、嫌いなほうじゃない(笑)
さて、本番。
演目は、「蜂」。あれだ、ぶんぶんぶん、蜂がとぶ〜、ってやつだ。
うん、上手に出来た。まあ、15秒くらいの曲だからね、あたりまえっちゃ、あたりまえか(笑)
来年は、もう少し高度な曲にチャレンジしような、ハート。
コンサートが終わったピアノの前で、お友達から貰った花束を手に。