ハートとパイレーツ3を観に行った。
で、感想なのだが。
いいのか、これで?
というのが正直なところ。
面白いっちゃ面白いのだけど、私の期待していた出来ではなかった。
ストーリーが粗いというか、練れてないというか、そんな感じがしました。
で、その粗さが、結局不親切な作りに繋がっている。
DVDで見直して、あ〜、そういう事。みたいな作りになっている。
たぶん、編集段階でいろんなシーンをカットして、それでようやくあの時間(それでも3時間近く)にまとめたのでしょうから、すべてを語るには時間的に無理があったのかもしれません。
DVDなんかで、特別編集版とかが出て、3時間超のバージョンが作れるともう少し解りやすくなるかもしれないと思いました。
で、特に気になった事をとりあえず羅列すると。
バルボッサ、生き返るのはいいのだけど、生き返った理由が、あれじゃ、ちょっとひねりが足りなさすぎ。もう少しひねって欲しかった。
カリプソ、設定も含めて、ものすごく中途半端。
クラーケン、2作目のラストでジャックがクラーケンに挑んだのですから、今回のあのクラーケンの出し方は、不親切。劇中に何故そうなったかの説明シーンがあることにはありますが、あれで全てを解れというのは観客の好意に依存しすぎ。
複線のラブストーリーとか親子の愛情とかは、比較的よく出来てるとは思いますが、それ以外は、な〜んか、無理やりまとめた感じの出来になっているというのが感想です。
65点くらいかな、70点まではあげられない。
パイレーツ4が作られるという噂もあるようですが、映画の終盤で海図にフロリダが出たのは、単にディズニーワールドがフロリダにあるという洒落なのか、続編への布石なのか、気になる所です。